- 2026年10月22日
『闇祓』を読んで――悪意はなぜ「正しさ」の顔をして近づくのか
辻村深月『闇祓』を読んで強く感じたのは、悪意が必ずしも悪意の顔をして現れるわけではないという怖さだった。人が少しずつ壊れていく過程、ハラスメントを正当化する心理、DARVOによる被害者と加害者の逆転。そしてSNS時代の「正義」と現代の魔女狩りまで、人の中に潜む闇について考える。
音と言葉は命を宿す
辻村深月『闇祓』を読んで強く感じたのは、悪意が必ずしも悪意の顔をして現れるわけではないという怖さだった。人が少しずつ壊れていく過程、ハラスメントを正当化する心理、DARVOによる被害者と加害者の逆転。そしてSNS時代の「正義」と現代の魔女狩りまで、人の中に潜む闇について考える。
音楽で「動」を際立たせたいなら、すべてを動かす必要はありません。むしろ周囲に「静」を置くことで、その動きはより強く感じられます。Nirvanaの静と動、《カノン》の静止した土台と動く上声部などを例に、時間軸と同時進行の対比から、作曲・アレンジで主役を浮かび上がらせる方法を考えます。
Rolandから新たに発表されたJUPITER-08。ところが検索すると、よく似た名前のJX-08が「即納」で表示されることがあります。しかし両者はまったく別の製品。さらに旧モデルのJP-08も存在するため、購入時は要注意です。実際に私も危うく間違えそうになりました。JUPITER-08を検討している方に向けて、違いと確認ポイントを整理しました。
『鎌倉殿の13人』の音楽を聴き、私は一度、作曲家エバン・コールへの評価を変えかけた。しかし制作背景を知ると、その見方は大きく変わった。完成した仕事は、本当にその人自身の意思を表しているのか。三枝成彰氏の批判、その背景にある大河ドラマ作曲家としての経験も含め、作品や発言の表面だけから人の資質を判断することの危うさについて考える。
生成AIは、人間の「欲しい」にこれまで以上の速さで応えてくれます。しかし、欲しいものが簡単に手に入るほど、その途中にある権利や倫理への意識は薄れやすくなります。「聴けてうれしい」「見られてありがたい」という好意が、出所や正当性を考える前に働いてしまうこともある。便利な技術だからこそ、「できる」と「やってよい」の間に一拍置く。その必要性を、身近な音楽の事例から考えます。
音楽コンテストで一次審査に落ちると、「曲が悪かったのか」と考えてしまいがちです。しかし大量応募を扱う一次審査では、作品評価以前にファイル形式、リンク、公開設定、提出方法などの事務的な条件確認があります。クリエイターと運営側では、同じ応募でも見えている景色が違う。実体験から、コンテスト応募で作品を確実に審査まで届けるための考え方を整理しました。