アコーディオン、101歳になりました!


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私は古いもの大好きで家の中はアンティーク家具で埋め尽くされています。一番古いものとなると19世紀フランスの教会で使われてたベンチです。1800年代、200歳越えですからねー!

で、使っている楽器も古いものが多いです。もちろんアンティーク家具にはかないませんが...。その中でも最も古いものが今年で101歳になるアコーディオンです。

熟成されたアコーディオン


ヴァイオリンやギターの場合、時代を経てどんどん値打ちが上がることがあります。ストラディヴァリウスなんかがそうですね。もう作れる職人さんがいませんから。

ただ、アコーディオンやピアノの場合は単なる古い中古品です。

だから財テクには向きません。しかし、そのおかげで古くても状態が良くて音の良い楽器が格安で手に入るというメリットがあります。

そして、この101歳のアコーディオンも格安で手に入れたものです。

ハッキリいって弾きにくい

当初はボロボロだったものを弾ける状態にまで修復して貰いました。しかしあまりにもひどい状態だった(どうやら一度水没している)ので、修復はかなり困難だったようです。直していただいて感謝です。

ただ、直ったとはいえ完全ではないので、まだまだ演奏しにくいです。数カ所、手直ししなければいけないところもまだあります。ボタンが隣の音ボタンに引っかかって、意図しない音が出るところが1カ所あります。ボタン全体もまだデコボコで水平にはそろっていないです。

とにかく弾きにくいです(汗)。

もうこれは演奏者が楽器に合わせていくしかありませんかね。

深みのある音

演奏はしにくいですが音は素晴らしいです。

古い楽器特有の深みのある音がします。今のアコーディオンは軽量化をするための軽い材料を使っているので、音も軽くなってしまいがちです。

しかし、古いアコーディオンは容赦なく重いです。良い音のためには重さは関係ない。奏者が我慢しなさいという発想でしょうか。

101歳のアコーディオンも小さいボディのくせに容赦なく重いです。これはリードのマウント部分がすべて真鍮製というのが理由です。小ぶりなアコーディオンの場合、だいたい10キロは行かないのですが、このアコーディオンは13キロほどありますから。

しかしこの重さが音に深みを与えているのです!ホントまろやかなんですよ。

芸術的な外観

あと見た目が芸術的です。ハッキリいって無駄に美しいです(笑)。

あまりに美しいので、ミニチュアアートを作る「てぃーぬわーく」さんに、このアンティーク・アコーディオンのミニチュアを作ってもらいましたよ。並べて写真を撮っています。めちゃくちゃ小さくて可愛いですね。

で下がミニチュアの拡大写真。

正面のアートデザインの細やかさ。この職人技!

ボタンの経年劣化もちゃんと表現されています。もう凄いですよね!これをいつでも見えるところにおいて気分をアゲています。丁寧に作られたものからは、正のエネルギーが溢れ出ていますね。

これを見るたびに自分も創作活動を頑張ろうと思えるのです。

下の記事は「てぃーぬわーく」さんが通常販売されている、ボタンアコーディオンのミニチュアを買ったときの記事です。

New アコーディオン到着!!!

てぃーぬわーく」さんは様々なミニチュアを作られています。興味ある方は下記リンクをご覧下さい。お買い求めは送料のお安い「iichi」がお薦めです。

老体なので外出禁止


このアコーディオン、かなり老体なのでもはや外出禁止です。演奏中に部品がポロっと落ちることもあります。本当は生音を聞いて感動して貰いたいのですが、動画配信のみとなってしまいます。

ということで聴いて下さい。

Peaceful Days〜穏やかな日々

この曲は昨年、最初の緊急事態宣言が出たときに書きました。

動画も昨年撮影したものです。

自粛の期間が日々続いて人の行動がどんどん閉じていってしまっています。しかし、こういうときこそ心を開いて、すべての人が穏やかな日々を過ごせるようにしたいものです。

それでは今日も素敵な一日を過ごせますように!

アコーディオンについて

 

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付録ー調声に最適なヘッドフォン!


付録として、エムフリお気に入りのお薦めグッズをここに掲載します!

今回は調整作業に使っている、ヘッドフォンです。


僕は基本的にヘッドフォンで音楽を聴くのは好きではなくて、アナログ録音時のモニターか雑音などの最終チェックにしか使いません。

その理由は再生音がヘッドフォンによる特性にかなり左右されるからです。なので制作時にはその目的に応じた音のヘッドフォンを選択することになります。録音時のモニターや雑音を検知するのに適したものを選びます。

ただ、ヘッドフォンはそれほど好きではないのです。空間を介さない直接耳に伝える音なので、どちらかというと好んで使うというよりも、作業工程で仕方なく使うことが多いです。

購入までの経緯

最近、SynthesizerVで調声をするようになって、MacBookPROを使用して外出先などでも作業するようになりました。そうするとヘッドフォンは必須となってきます。長時間装着して疲れなければ、まぁイイかくらいで適当に選んでいました。

当初はデザイン性からTeenage Engineering のヘッドフォンを使用していました。オシャレな感じと携帯に便利なので使っていました。ハイがカットされて中低位域がモッコリするので、ちょっとしたMix用にも使えそうなの感じでした。しかし、カバンに入れて持ち歩いていると可動部分が折れてしまいました。

気に入っていたので(デザインが〜笑)再注文して、ついでにいろいろ検索していると「アシダボックス」なるものを見つけました。ものすごく評判が良くて一時期は入手困難な状態が続いていました。日本のメーカーでデザインがなんともレトロ。

Teenage Engineeringのヘッドフォンよりも安かったのでポチってみました。

調声に最適

結論からいいますと、めっちゃイイです。特にSynthesizerVの調声作業にバッチリです!

丁度、人の声の部分が聞きやすくて微細な変化もこのヘッドフォンだと聞き逃すことがないです。SynthesizerVで調声をされている方には、是非是非お薦めのヘッドフォンです。コスパも良いです。

同じデザインで、ST-90-05ST-90-07というのがあります。僕が購入したのはST-90-07のほうです。評判になっていたのはST-90-05のほうなのですが、さらにパーツのグレードを上げて音をよくしたのががST-90-07です。

低域はあんまり出ませんので、そういった需要の音楽には不向きです。声が聴き取りやすいので、調声とは抜群に相性がイイです。先にもいったようにヘッドフォンは、その目的に応じて使うのが理想的で万能性を求めるものではありません。

最初にいったようにヘッドフォンを使うのはあまり好きではないのですが、これはかなりお薦めです。これを使い出してから、SynthesizerVの調声で細部の音の動きに迷うことが減って作業効率が上がりました。

とにかく声の微細な変化がとてもわかりやすいので、是非使ってみてください!


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