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コロナ禍から引きこもり状態にはなりましたが、その後、ネットからさまざまな活動につながりました。今までオフラインでしかできなかった思われていたことが、オンラインでもできるということが再確認されたような気がします。
そこで今回は音楽家のネットでのセルフマネジメントについて書いてみたいと思います。
マネジメントについて
独立して生きていくならセルフマネジメントは欠かせません。これは起業家に限らず音楽家も同じでしょう。
マネジメントには三つの「C」といわれる三本柱があります。三つの 「C」とは
- Community(コミュニティ)
- Character(キャラクター)
- Contents(コンテンツ)
です。ひとつづつ解説します。
コミュニティ
運もお金も人が運んでくれます。人間たった一人では何も出来ません。だからこそ信頼できる仲間が必要です。コミュニティを育てていくのには時間がかかります。音楽家にとっての身近なコミュニティは音楽教室です。
音楽家として生活していくために音楽講師を生活の糧として選ぶ人は多いです。このことについて冷笑する音楽家もいます。しかしそれは間違いです。
なぜなら教室は音楽家にとって最も簡単に作れる信頼できるコミュニティだからです。
起業家コンサルタントは「何かの分野に於いて先生とよばれるほどの知識を持った方が良い」とアドバイスします。そうすることによってコミュニティのリーダー的な存在となるからです。しかし起業家などはこの「先生」といわれるポジションをを作るのに苦労します。
教室もっている音楽家は最初からこのポジションを得ることが出来ます。結果、コンサートを開催しても教室に来る生徒はサポーターとして機能します。そして人が集まるところにはおのずと人が集まります。
そして時間はかかりますが、YouTubeチャンネルや17LIVE、TicTok等の動画配信サイトもコミュニティとして機能するでしょう。もし教室を持っていない場合でも、自身のスキルや知識を視聴者にシェアすることで早い段階で信頼を得られることが出来るでしょう。
ただ動画配信は後述しますがコンテンツの企画力が重要です。コミュニティ力だけは伸び悩みます。
いずれにしても信頼できる仲間からコミュニティをつくって、それがファンやサポーターとして機能するまで時間をかけて育てていくことが大切です。
キャラクター
コミュニティでの信頼を得るためには「先生」という立場だけでは無く、その人なりの人格や個性が必要です。1つの分野で突出したスキルだけではなく、個人の個性というものが重要になってきます。
個性についてはいろいろいわれることが多いですが、結論から言うと
愛されるキャラクター
に一言に尽きます。別に可愛い女の子やイケメンである必要はありません。おじさんでも愛されるキャラクターの人はいくらでもいます。芸能人でも参考になる人はたくさんいるでしょう。
鍵は「誠実」であること。そんな中でも少しの「毒気」のようなものもあること。要するに
イイ人なんだけど侮れない
雰囲気の人。相手に寄り添いながらも言うべき時はいう。「誠実さ」8割から9割、「毒気」2割から1割みたいな感じでしょうか。この比率を間違えるとただのうっとうしい奴になってしまいます。
コンテンツ
殆どの音楽は自分のスキルを磨く為にその時間の大半を費やします。そして良い音楽を奏でれば、きっと誰かが振り向いてくれると信じて疑いません。
しかし残酷な話ですが、アナタの作った音楽が最高かどうかは殆どの人が理解できません。世の中の大半の人は、偉い誰かのお墨付きのものを選びます。もしくは人の群がるところに群がります。良いかどうかなんてわかっていない人が大半です。
では正直者は馬鹿を見るのか!
とすべて投げやりになってしまいそうですが、世の中にはちゃんと見ている人がいます。だからしっかりした実力やスキルは必要です。底が浅いと結局、長続きしません。
見つけてもらうために必要なものは、先に挙げたコミュニティとキャラクターです。しかし、最終的に能力の低いものは侮られます。またコンテンツ勝負のYouTubeチャンネルなどでは顕著にその傾向が出ます。
ネットでの活動
以上、三つの「C」をふまえた上でアーティストのネットでの活動を考えてみたいと思います。
すべてを統括(プロディース)
3つの「C」の中でも特に大切なのは
コミュニティ
の力です。ネット社会、とくにSNSでもにおいては「評価」というものを重視する傾向にあるからです。それが良い悪いというよりも「いいね」や「登録者数」などの数が直感的にわかりやすいからです。そして、コミュニティを維持して行くには、仲間を思いやる気配りは欠かせません。
そしてコミュニティーの吸引力をつけるのが
キャラクター
です。「愛されるキャラ」であながらも、どこか「侮れない」部分が必要。どちらか片方だけだと人は信頼してもらえません。またキャラクターが希薄だとコミュニティを維持していくことが難しいです。自己表現をしたい人ならこのどちらかを持っているとは思いますが、どちらか片方だけでなくバランス感覚が必要です。
最後にコミュニティの成長に欠かせないのが
コンテンツ
の内容です。やはり愉しくないと義理でつきあってくれる人ばかりになってしまいます。視聴者がこの「コンテンツから何を得られるのか」を考えて、「提供できるメリット」を自分自身で明確化しておく必要があります。
再現性においては
YouTube、インスタ、TickTok、そして17LIVEのような課金型のSNS。それぞれ別々のアプローチをとる必要があります。それは視聴者が求めているものが違うからです。
私自身は今現在、17LIVEで配信しています。そしていろいろ試しているとこです。まだまだ成果が出ていませんので、これについてはこれからリアルタイムで検証していきたいと思っています。
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付録ー調声に最適なヘッドフォン!
付録として、エムフリお気に入りのお薦めグッズをここに掲載します!
今回は調整作業に使っている、ヘッドフォンです。
僕は基本的にヘッドフォンで音楽を聴くのは好きではなくて、アナログ録音時のモニターか雑音などの最終チェックにしか使いません。
その理由は再生音がヘッドフォンによる特性にかなり左右されるからです。なので制作時にはその目的に応じた音のヘッドフォンを選択することになります。録音時のモニターや雑音を検知するのに適したものを選びます。
ただ、ヘッドフォンはそれほど好きではないのです。空間を介さない直接耳に伝える音なので、どちらかというと好んで使うというよりも、作業工程で仕方なく使うことが多いです。
♡購入までの経緯
最近、SynthesizerVで調声をするようになって、MacBookPROを使用して外出先などでも作業するようになりました。そうするとヘッドフォンは必須となってきます。長時間装着して疲れなければ、まぁイイかくらいで適当に選んでいました。
当初はデザイン性からTeenage Engineering のヘッドフォンを使用していました。オシャレな感じと携帯に便利なので使っていました。ハイがカットされて中低位域がモッコリするので、ちょっとしたMix用にも使えそうなの感じでした。しかし、カバンに入れて持ち歩いていると可動部分が折れてしまいました。
気に入っていたので(デザインが〜笑)再注文して、ついでにいろいろ検索していると「アシダボックス」なるものを見つけました。ものすごく評判が良くて一時期は入手困難な状態が続いていました。日本のメーカーでデザインがなんともレトロ。
Teenage Engineeringのヘッドフォンよりも安かったのでポチってみました。
♡調声に最適
結論からいいますと、めっちゃイイです。特にSynthesizerVの調声作業にバッチリです!
丁度、人の声の部分が聞きやすくて微細な変化もこのヘッドフォンだと聞き逃すことがないです。SynthesizerVで調声をされている方には、是非是非お薦めのヘッドフォンです。コスパも良いです。
同じデザインで、ST-90-05とST-90-07というのがあります。僕が購入したのはST-90-07のほうです。評判になっていたのはST-90-05のほうなのですが、さらにパーツのグレードを上げて音をよくしたのががST-90-07です。
低域はあんまり出ませんので、そういった需要の音楽には不向きです。声が聴き取りやすいので、調声とは抜群に相性がイイです。先にもいったようにヘッドフォンは、その目的に応じて使うのが理想的で万能性を求めるものではありません。
最初にいったようにヘッドフォンを使うのはあまり好きではないのですが、これはかなりお薦めです。これを使い出してから、SynthesizerVの調声で細部の音の動きに迷うことが減って作業効率が上がりました。
とにかく声の微細な変化がとてもわかりやすいので、是非使ってみてください!
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