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Native Instrumentsのピアノ音源の中で最も標準的なピアノ「GRANDEUR」。標準的であるということは、その存在価値をどれだけベーシックな機能を充実させるかというところにあります。
第一印象
NIのピアノ音源は個性的な物が多いのですが、今回のGRNADEURはもっとも立ち位置が微妙な音源です(笑)。インストールも見送ったままでした。なぜなら最も標準的なピアノの音源で、このタイプのピアノの音はもう各メーカー出し尽くしています。
だから、もういらんかな〜とも思っていました。なので、今回のチェックも個性的という部分よりも「扱いやすさ」がポイントです。
細かい話は抜きにして、とりあえず音を作って弾いてみました(笑)。今回はオリジナル即興演奏です。
デモ演奏
音はスナップショット中のものを、好みの状態に調整して「Standards」という名前で保存しました。よろしければダウンロードして、制作にお役立てください。下記の指定場所にファイルを収納して、スナップショットよりご使用下さい。
今回演奏使用した音色(Snapshot):スタンダード
ファイルの収納場所
*The Grandeur Libraryフォルダ—>Snapshotsフォルダ—>The Grandeurフォルダ
細かな鍵盤の挙動
特筆すべき事。普通、こういったピアノ音源は、どんなに弱く弾いても音が鳴ってしまいますが、この音源はゆっくり鍵盤を下ろすと本物のピアノと同じように音が鳴りません。これ、ピアニストにとってはものすごーく重要なことなんですよ!
たとえば、ピアノ音源の王道「Ivory」だと、環境設定でこのあたりを調整しますが、この音源関しては、最初からそういう設定になっているようです。〜ピアノなんだからあたりまえでしょ〜といわんばかりです。粋な心配りですね。
この記事を書いた2016年の時はサイレントキーモードがデフォルトでONになっていましたが、現在では設定画面からONにする必要があります。その他の機能無含めて、深掘りした記事をリライトします。
感想
なんやこうやといろいろ迷っていましたが、
ひとこと、「イイです〜♪」。
ペダルを踏んだときの倍音の広がる感じがなんとも気持ちイイので、デモ演奏ではわかりやすいように、ちょっとわざとらしく踏んでみました。
実際、弾き比べてみると表現力や深みのような本物のピアノっぽさは、Ivoryのほうがありますが、GRANDEURを弾いていて物足りなくなるような感じはしませんでした。本物のピアノにしたって個々のクセはありますから、その範疇と思ってしまえば気になりません。
そして何よりも「軽い」です。
コンピュータの負荷が軽い音源は音楽制作にとってやはり大切な要因です。
最初の迷いも何のその、マシンの負担も軽いので、選択肢として、GRNADEURを使うことも増えると思います。扱いやすさと音の良さを考えると、ピカイチの標準的ピアノ音源かもしれません。
KOMPLETE 14
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ピアノ音源のまとめ記事
Native Instrumentsピアノ、5機種
簡潔にピアノをレビューしています。各ピアノに応じてデモ演奏を行っています。
機種によっては録音用にPatch(音色)も作りました。使用した各Patchはダウンロードしてご自由にお使い頂けます。ご自身の制作にお役立てください。
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付録ー調声に最適なヘッドフォン!
付録として、エムフリお気に入りのお薦めグッズをここに掲載します!
今回は調整作業に使っている、ヘッドフォンです。
僕は基本的にヘッドフォンで音楽を聴くのは好きではなくて、アナログ録音時のモニターか雑音などの最終チェックにしか使いません。
その理由は再生音がヘッドフォンによる特性にかなり左右されるからです。なので制作時にはその目的に応じた音のヘッドフォンを選択することになります。録音時のモニターや雑音を検知するのに適したものを選びます。
ただ、ヘッドフォンはそれほど好きではないのです。空間を介さない直接耳に伝える音なので、どちらかというと好んで使うというよりも、作業工程で仕方なく使うことが多いです。
♡購入までの経緯
最近、SynthesizerVで調声をするようになって、MacBookPROを使用して外出先などでも作業するようになりました。そうするとヘッドフォンは必須となってきます。長時間装着して疲れなければ、まぁイイかくらいで適当に選んでいました。
当初はデザイン性からTeenage Engineering のヘッドフォンを使用していました。オシャレな感じと携帯に便利なので使っていました。ハイがカットされて中低位域がモッコリするので、ちょっとしたMix用にも使えそうなの感じでした。しかし、カバンに入れて持ち歩いていると可動部分が折れてしまいました。
気に入っていたので(デザインが〜笑)再注文して、ついでにいろいろ検索していると「アシダボックス」なるものを見つけました。ものすごく評判が良くて一時期は入手困難な状態が続いていました。日本のメーカーでデザインがなんともレトロ。
Teenage Engineeringのヘッドフォンよりも安かったのでポチってみました。
♡調声に最適
結論からいいますと、めっちゃイイです。特にSynthesizerVの調声作業にバッチリです!
丁度、人の声の部分が聞きやすくて微細な変化もこのヘッドフォンだと聞き逃すことがないです。SynthesizerVで調声をされている方には、是非是非お薦めのヘッドフォンです。コスパも良いです。
同じデザインで、ST-90-05とST-90-07というのがあります。僕が購入したのはST-90-07のほうです。評判になっていたのはST-90-05のほうなのですが、さらにパーツのグレードを上げて音をよくしたのががST-90-07です。
低域はあんまり出ませんので、そういった需要の音楽には不向きです。声が聴き取りやすいので、調声とは抜群に相性がイイです。先にもいったようにヘッドフォンは、その目的に応じて使うのが理想的で万能性を求めるものではありません。
最初にいったようにヘッドフォンを使うのはあまり好きではないのですが、これはかなりお薦めです。これを使い出してから、SynthesizerVの調声で細部の音の動きに迷うことが減って作業効率が上がりました。
とにかく声の微細な変化がとてもわかりやすいので、是非使ってみてください!
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