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ネットやSNSの普及により誰もが自分自身をアピールできるようになりました。ひと昔前なら音楽家も演奏スキルだけ没頭するだけっだたのが、ここに来てセルフマネジメントとマーケティング戦略を考える音楽家も多くなってきています。
マネジメント
そもそも音楽家にとってマネジメントどんなことを指すのでしょうか。マネジメントは土台となる部分なので、ここが出来ていないと全く先に進むことが出来ません。
音楽家としてのスキル
コレは基本中の基本ですよね。
昨今では有名になれれば何でも出来るという考えもあります。たいした能力が無くても有名でなりさえすれば後は何とかなるという考え方ですね。
しかし、後で何とかしなければならないのなら、最初から持ち合わせておいたほうがずっと効率的です。スキルの借金はお薦めしません。後で返すのが大変です。
それは時間のあるときに習得しておくべきものなのです。有名になればなるほど。底の浅さというものは露呈しやすくなります。
表現者であるならば、自身の表現したい者をしっかり持っておく必要があります。
自己管理術
昔の音楽家は暴飲暴食、不規則な生活の中で身体を壊しても音楽に没頭していました。音楽さえ良ければ、作品さえ良ければそれで良かったのです。
しかし良い作品を生み出すためには、体調管理は欠かせません。
時代背景を考えると過去は芸術家に限らず、悲惨な生活をしている人がたくさんいました。しかし現代において悲惨な生活をしている人がどれ程いるでしょうか?戦争をしている一部の国を除いて、平和な先進国で悲惨な生活をしている人を探すのが大変なくらいです。
芸術作品とはその時代の社会背景を反映しています。
現代においては人としてバランスのとれた感覚が必要となります。そこから外れて狂喜を表現することもあるでしょう。しかし自分自身が狂気に陥る必要は無いのです。
自分自身の基礎的な生活の管理はとても重要になります。
セールス・スキル
芸術を追い求める者がお金の話をするのは不謹慎という「孤高の人」。芸術の素晴らしさと比較して、お金を罪悪の象徴のようにいう人がいます。
笑わせないで下さい。
芸術の価値とその金銭的価値が必ずしも一致するとは限りません。優れた作品が世の中に認められない事も多くあります。しかしアナタの作品が世に認められていないからといって、お金の価値を否定するのは大きな勘違いです。
お金は活動資金です。
自分の作品を生み出していくために必要なエネルギーを維持していくために必要なものです。そのために必要なのが自分をアピールするためのセールス・スキルです。
そのために必要なのがコミュニケーション能力です。多くの音楽家が苦手とする分野かもしれません。引っ込み思案な性格的を活かしたコミュニケーションの方法もあります。それぞれにキャラクターに合ったコミュニケーションで、人との輪を広げていきましょう。
幸運はすべて他人からもたらされるものですから。
マーケティング戦略
マネジメントが出来ていて、始めてマーケティング戦略の意味が出てきます。自身のマネジメントが出来ていないマーケティング戦略は、ほぼ意味が無いといってもイイです。土台のない家のようなものだからです。
調査
マーケティングの基本は市場調査です。単純なところではエゴサーチもこの分野になるでしょう。世間の評判を知ることが出来ますね。
戦国武将、武田信玄だったでしょうか「天地人」という言葉がありますね。もともと孫子の兵法から来ている言葉ですが、
- 時の利
- 地の利
- 人の利
のことですね、タイミングを見て(時の利)、地域の環境を調べ(地の利)、人を知る(人の利)。人の利を人脈のように解釈もしますが、ここではターゲットととする相手を知ることに絞ります。
つまり自分の作品に対して刺さる人達ですね。
これらの動向を知ることがまず一番大切なポイントとなります。
検証
調査しターゲットを定めたら仮説を検証していきます。
- どのタイミングでの作品発表か
- どの地域をターゲットポイントにするか
- どういった人達に認知してもらうか
こういったことを、ひとつひとつ検証していきます。
作品発表に時期やスタイル、国内か海外か、オーディエンスの年齢層や性別、すべてを検証していきます。
改善
そして調査と検証を繰り返しながらひたすら改善していきます。
最終的にほとんど手を加えなくても、システムそのものが自然に流れて稼働していくように工夫していきます。そしてその都度小さな修正を加えていきます。
こういいったことは音楽家の戦略というよりもマーケティングの基礎の基礎の部分でもありますね。ただ漠然とコンテンツを量産するのではなく、常にそれを求めるユーザーの動向をチェックしていく必要派あります。
これは音楽家に限らず、すべての分野でいえることですね。
最も価値あるものとは
ここいろいろ書いてきましたが、最後に最も価値あるものとは何か。
それは誠実さです。 そしてそこから生まれる 信頼関係です。
何のために、 どこに向かっているのか。
結局をそこ突き詰めていくと音楽家は音楽を通じて、
人の心とふれあい、 そこで出会った人を幸せにすること。
それが音楽家にとっての【最高の幸せ】なのです。
そのために音楽と自分自身に誠実に向き合い、さらに出会った人達と誠実に向き合い、音楽と人の信頼関係を築き上げ広げていくことなのです。そのためのマネジメントでありマーケティングである事を忘れずに、日々精進していきたいものです。
マネジメント関連記事
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付録ー調声に最適なヘッドフォン!
付録として、エムフリお気に入りのお薦めグッズをここに掲載します!
今回は調整作業に使っている、ヘッドフォンです。
僕は基本的にヘッドフォンで音楽を聴くのは好きではなくて、アナログ録音時のモニターか雑音などの最終チェックにしか使いません。
その理由は再生音がヘッドフォンによる特性にかなり左右されるからです。なので制作時にはその目的に応じた音のヘッドフォンを選択することになります。録音時のモニターや雑音を検知するのに適したものを選びます。
ただ、ヘッドフォンはそれほど好きではないのです。空間を介さない直接耳に伝える音なので、どちらかというと好んで使うというよりも、作業工程で仕方なく使うことが多いです。
♡購入までの経緯
最近、SynthesizerVで調声をするようになって、MacBookPROを使用して外出先などでも作業するようになりました。そうするとヘッドフォンは必須となってきます。長時間装着して疲れなければ、まぁイイかくらいで適当に選んでいました。
当初はデザイン性からTeenage Engineering のヘッドフォンを使用していました。オシャレな感じと携帯に便利なので使っていました。ハイがカットされて中低位域がモッコリするので、ちょっとしたMix用にも使えそうなの感じでした。しかし、カバンに入れて持ち歩いていると可動部分が折れてしまいました。
気に入っていたので(デザインが〜笑)再注文して、ついでにいろいろ検索していると「アシダボックス」なるものを見つけました。ものすごく評判が良くて一時期は入手困難な状態が続いていました。日本のメーカーでデザインがなんともレトロ。
Teenage Engineeringのヘッドフォンよりも安かったのでポチってみました。
♡調声に最適
結論からいいますと、めっちゃイイです。特にSynthesizerVの調声作業にバッチリです!
丁度、人の声の部分が聞きやすくて微細な変化もこのヘッドフォンだと聞き逃すことがないです。SynthesizerVで調声をされている方には、是非是非お薦めのヘッドフォンです。コスパも良いです。
同じデザインで、ST-90-05とST-90-07というのがあります。僕が購入したのはST-90-07のほうです。評判になっていたのはST-90-05のほうなのですが、さらにパーツのグレードを上げて音をよくしたのががST-90-07です。
低域はあんまり出ませんので、そういった需要の音楽には不向きです。声が聴き取りやすいので、調声とは抜群に相性がイイです。先にもいったようにヘッドフォンは、その目的に応じて使うのが理想的で万能性を求めるものではありません。
最初にいったようにヘッドフォンを使うのはあまり好きではないのですが、これはかなりお薦めです。これを使い出してから、SynthesizerVの調声で細部の音の動きに迷うことが減って作業効率が上がりました。
とにかく声の微細な変化がとてもわかりやすいので、是非使ってみてください!
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