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4ch マルチトラック・カセットレコーダーをかなり前にヤフオクでGETしました。YAMAHAのCMX100ⅢSです。これを使って今月は音楽制作してみようと思います。
カセットレコーダー
今なぜカセットレコーダー?ちょっとしたマイブームなんですよ。
Lo-Fi(ローファイ)サウンド
カセットテープで録音すると少しコンプがかかります。そして音質も悪くなります。こういった感じの音を一般的にはLo-Fi(ローファイ)サウンドといって、音楽制作でもわざわざ編集時にエフェクターでこういう音にすることがあります。
いってみれば懐かしのサウンドですね。
TEPE(テープ)の音をシミュレーションするエフェクターだけで何種類もありますし、テープの音を利用したシンセのプラグイン音源も数種類あります。
マルチトラック・カセットレコーダー
YAMAHAのCMX100ⅢSは4ch(チャンネル)4トラックのマルチトラック・カセットレコーダーです。
通常のカセットレコーダーはステレオ録音再生で2トラックです。そしてカセットテープにはA面、B面というのがあって60分カセットテープなら片面30分ずつ使用します。
これをA面、B面同時使用して4トラック使います。尚且つ2トラックを同時に録るのではなく、1トラックずつ個別に入力して録音できます。つまり4つの楽器を同時に録れるだけでなく、別々に重ねていけるということなんです。
で、これを使って音楽制作をしていきます。
音楽制作
現在、17LIVEでイベントを開催しています。それのプライズのために音楽を作ります。
使用楽器以下になります。すべて生楽器で生演奏録音です。
アコーディナ
当然ながらアコーディナです(笑)。使用するのはMarcel Deruxの黒のオーダーメイドと70年代Borelのオリジナル。どちらも癖のある音ですが前者がダークな音、Borelが明るくて抜けのある音です。曲によって使い分けてみたいと思います。
フェンダーローズ
1971年製のFender Rhodes Mark I スーツケースです。とても状態が良くてお気に入りの楽器です。この楽器をシミュレーションした音源はたくさんありますが、やっぱり本物がイイです。
楽器の音を再現するだけなら、今の技術で作られたソフトウェア音源で充分かもしれません。むしろレコーディングの手間や録音技術を考えるとソフトウェア音源を使った方が良い結果が得られることもあります。
しかし楽器演奏となるとやっぱり違います。演奏は体験、体感を伴うものなので、特に即興演奏などの場合は演奏の質に影響が出ます。
アコースティックピアノ
アコースティックピアノをモノラルで録音します。ステレオで録った方が良くない?と思うかもしれませんが、この場合はモノラルで録音した方が編集しやすいんです。フェンダーロースをステレオで録音しますので、ピアノはモノラルで音の存在をハッキリさせます。ピアノソロの場合は音の広がりを重視しますが、他の楽器を混ぜあわせる場合、この方が良い結果が得られます。
使用するピアノはドイツ製のアップライトピアノSTEINBERG(シュタインベルグ)。旧東ドイツのメーカーで柔らかい音が魅力のピアノです。サスティンが驚くほど伸びます。
MIX編集
それぞれ作った音のミックス作業はパソコンで行います。その際にリバーブやコンプの処理を行います。最終的に2トラックにミックスダウンしたものをプライズ用のカセットテープ3本に1本ずつ落とし込みます。つまりそれぞれ1本ずつのマスターテープですね。
作った作品は後日また、それぞれレポートしたいと思います。また制作の模様を17LIVEでも配信します。そちらも併せてお楽しみ下さい!
カセットレコーダーの動作確認をしたところ、早送り、巻き戻し、再生、反応しませんでした(汗)。ということで早速、修理に挑戦してみたいと思います。
この続きは週明けパーツか届いてから!
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付録ー調声に最適なヘッドフォン!
付録として、エムフリお気に入りのお薦めグッズをここに掲載します!
今回は調整作業に使っている、ヘッドフォンです。
僕は基本的にヘッドフォンで音楽を聴くのは好きではなくて、アナログ録音時のモニターか雑音などの最終チェックにしか使いません。
その理由は再生音がヘッドフォンによる特性にかなり左右されるからです。なので制作時にはその目的に応じた音のヘッドフォンを選択することになります。録音時のモニターや雑音を検知するのに適したものを選びます。
ただ、ヘッドフォンはそれほど好きではないのです。空間を介さない直接耳に伝える音なので、どちらかというと好んで使うというよりも、作業工程で仕方なく使うことが多いです。
♡購入までの経緯
最近、SynthesizerVで調声をするようになって、MacBookPROを使用して外出先などでも作業するようになりました。そうするとヘッドフォンは必須となってきます。長時間装着して疲れなければ、まぁイイかくらいで適当に選んでいました。
当初はデザイン性からTeenage Engineering のヘッドフォンを使用していました。オシャレな感じと携帯に便利なので使っていました。ハイがカットされて中低位域がモッコリするので、ちょっとしたMix用にも使えそうなの感じでした。しかし、カバンに入れて持ち歩いていると可動部分が折れてしまいました。
気に入っていたので(デザインが〜笑)再注文して、ついでにいろいろ検索していると「アシダボックス」なるものを見つけました。ものすごく評判が良くて一時期は入手困難な状態が続いていました。日本のメーカーでデザインがなんともレトロ。
Teenage Engineeringのヘッドフォンよりも安かったのでポチってみました。
♡調声に最適
結論からいいますと、めっちゃイイです。特にSynthesizerVの調声作業にバッチリです!
丁度、人の声の部分が聞きやすくて微細な変化もこのヘッドフォンだと聞き逃すことがないです。SynthesizerVで調声をされている方には、是非是非お薦めのヘッドフォンです。コスパも良いです。
同じデザインで、ST-90-05とST-90-07というのがあります。僕が購入したのはST-90-07のほうです。評判になっていたのはST-90-05のほうなのですが、さらにパーツのグレードを上げて音をよくしたのががST-90-07です。
低域はあんまり出ませんので、そういった需要の音楽には不向きです。声が聴き取りやすいので、調声とは抜群に相性がイイです。先にもいったようにヘッドフォンは、その目的に応じて使うのが理想的で万能性を求めるものではありません。
最初にいったようにヘッドフォンを使うのはあまり好きではないのですが、これはかなりお薦めです。これを使い出してから、SynthesizerVの調声で細部の音の動きに迷うことが減って作業効率が上がりました。
とにかく声の微細な変化がとてもわかりやすいので、是非使ってみてください!
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