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実は僕はこれの原曲をあまり聴いたことがありませんでした。なのでオリジナルよりもかなりテンポが遅いです。繊細で恋に臆病な女性に寄り添ったような歌詞なので、ゆったりと語りかけるようにアレンジしています。
SynthesizerV【Sheena】
歌声には「Sheena」を使っています。日本語データベースであると同時に英語もこなせるバイリンガルです。
SynthesizerVにはクロスランゲージ機能というのがあって、歌わせる原語を自由に切り替えることが出来ます。しかしこれは、ソフトウェアによる変換機能で実際に原語を学習させたデータベースとは別物です。
当然、データベース製作時に原語学習、収録したもののほうが自然なイントネーションになります。
そういった意味でもSheenaのバイリンガル学習させて作られたデータベースなので、日本語、英語、とても自然に発音してくれます。
バイリンガルのデータベースについては動画で詳しく解説しているので、是非ご覧下さい!
製作ノート
この曲のバックトラックはかなり以前に作りました。使用楽器は以下。
- ギター1 / Gibson 1964 Classic
- ギター2 / k.Yairi Nocturne(アカシヤ材)
- ベース / Tune TAB345
- 弦(Vn, Vla, Vc) / Embertone
- Strings / 8Dio Adagio
- ピアノ / Ivory 2
- その他 / SampleTank 2
ギターとベースは生楽器が一番ですね。微妙なよれがイイ味を出してくれます。SampleTankは当時は2でしたが、今はバージョン3になっていますね。あとピアノのIvoryも今はバージョン3です。プラグイン音源は現状、ほとんど使うことのなくなったものばかりですね。
プラグインに関してはやっぱり使いやすいものを優先的に使っていくことが多いです。ただ過去に作ったものを再生するときに必要なため、残していることが多いです。
そう考えると生楽器やハードウェアシンセというのはずっと使い続けていくので、初期投資は高くてもコスパはこちらの方がいいのかもしれませんね。
プラグインは初期の頃は泥沼にはまったかのように買いあさっていましたが(汗)、今は使うものが決まってきています。ピアノ音源はVSLかPianoteqですが、このメーカで新しいデータが出るとついつい反応してしまいますね(笑)。そのあたりはSynthesizerVのデータも同じかもしれません(汗)。
とりあえずプラグイン沼にハマると大変です。特に無料配布とかには注意したいですね。いらないものがほとんどです(笑)。
「歌=歌詞」の大切さ
最近、合成音声での作品をほぼ毎日作っていて、特に歌詞とメロディとの関係性に注視しています。
オリジナル曲もぼちぼち作り始めています。メロディに歌詞をつけるというやり方ではなく、歌詞とメロディを同時に作っています。こうすることで歌詞に対するメロディの必然性がより明確になります。
メロディ優先だとそのメロディに束縛された歌詞になってしまい、結果的に意味のない言葉の羅列になることもあります。メロディを口ずさむときに同時に歌詞が必然と出てくるような歌でないと心に響かないのです。
映画「ラウンドミッドナイト」の中でサックス奏者の主人公が「歌詞を忘れたので演奏できない」というシーンがあります。サックス奏者なら歌詞は必要ないと思うかもしれませんが、それでは魂を込めることが出来ないのです。
日々、カバー曲を作りながら、常に歌詞とメロディが寄り添った音楽に触れていきたいと思っています。
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付録ー調声に最適なヘッドフォン!
付録として、エムフリお気に入りのお薦めグッズをここに掲載します!
今回は調整作業に使っている、ヘッドフォンです。
僕は基本的にヘッドフォンで音楽を聴くのは好きではなくて、アナログ録音時のモニターか雑音などの最終チェックにしか使いません。
その理由は再生音がヘッドフォンによる特性にかなり左右されるからです。なので制作時にはその目的に応じた音のヘッドフォンを選択することになります。録音時のモニターや雑音を検知するのに適したものを選びます。
ただ、ヘッドフォンはそれほど好きではないのです。空間を介さない直接耳に伝える音なので、どちらかというと好んで使うというよりも、作業工程で仕方なく使うことが多いです。
♡購入までの経緯
最近、SynthesizerVで調声をするようになって、MacBookPROを使用して外出先などでも作業するようになりました。そうするとヘッドフォンは必須となってきます。長時間装着して疲れなければ、まぁイイかくらいで適当に選んでいました。
当初はデザイン性からTeenage Engineering のヘッドフォンを使用していました。オシャレな感じと携帯に便利なので使っていました。ハイがカットされて中低位域がモッコリするので、ちょっとしたMix用にも使えそうなの感じでした。しかし、カバンに入れて持ち歩いていると可動部分が折れてしまいました。
気に入っていたので(デザインが〜笑)再注文して、ついでにいろいろ検索していると「アシダボックス」なるものを見つけました。ものすごく評判が良くて一時期は入手困難な状態が続いていました。日本のメーカーでデザインがなんともレトロ。
Teenage Engineeringのヘッドフォンよりも安かったのでポチってみました。
♡調声に最適
結論からいいますと、めっちゃイイです。特にSynthesizerVの調声作業にバッチリです!
丁度、人の声の部分が聞きやすくて微細な変化もこのヘッドフォンだと聞き逃すことがないです。SynthesizerVで調声をされている方には、是非是非お薦めのヘッドフォンです。コスパも良いです。
同じデザインで、ST-90-05とST-90-07というのがあります。僕が購入したのはST-90-07のほうです。評判になっていたのはST-90-05のほうなのですが、さらにパーツのグレードを上げて音をよくしたのががST-90-07です。
低域はあんまり出ませんので、そういった需要の音楽には不向きです。声が聴き取りやすいので、調声とは抜群に相性がイイです。先にもいったようにヘッドフォンは、その目的に応じて使うのが理想的で万能性を求めるものではありません。
最初にいったようにヘッドフォンを使うのはあまり好きではないのですが、これはかなりお薦めです。これを使い出してから、SynthesizerVの調声で細部の音の動きに迷うことが減って作業効率が上がりました。
とにかく声の微細な変化がとてもわかりやすいので、是非使ってみてください!
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